Essential
ケーシングの準備が整ったムーブメント
ダイアルの下に隠されたムーブメント。時計が動いている間、どのセッティングピニオンも不必要に回らないように、時刻合わせの機構を設計した
各メインプレートのダイアル側には、ロゴとシリアルナンバーが手彫りされている
ロゴは、FとPの背同士を合わせたもの
バランスホイールの加工
組み立てられたバランス・ホイール
バランスブリッジに組み付けられたバランスホイール
旋盤による針の厚み加工
加工後、焼き入れの際に針が変形しないように保持している
針の形状が特殊な為、2回ブラックポリッシュ加工を行う
旋盤で針穴の外側部分を整える
アルコールランプでの青焼き作業
一本の針に数日の労力を要する
糸鋸で形状を切り出した後、巻き上げレバーの輪郭をヤスリで整える
投影機の拡大による形状確認
正しい形状が得られたら、焼き入れと焼き戻しを行う
旋盤による洋銀製香箱の加工
香箱の歯が完成した後、長さに合わせて切断する
香箱と蓋。巻き止まりのフックは所定の位置にあるが、最終的な形状に加工する必要がある
ジャコツールでピボットを硬化
カナはエボーシュから作られている。これがセコンドピニオン
これは私の曽祖父が使っていた歯攫機(ハザライ機)
ハザライ機は、ホイールを成形する際に使用する。使うホイールのエボーシュは、意図的に直径がわずかに大きいものが選ばれる。そして、ピニオンに合うまで歯を小さく加工する
ホイールとピニオンの噛み合わせ
投影機による噛み合わせチェック
インゴールドカッターで歯を仕上げる。この工具の利点は、ギアが動く方向に加工できること。そのため、加工痕は正しい方向に付く
部品を作る前に、まず始めに作業に使う道具を造る必要があることが多い。これはホイールのアミダを面取りをする固定道具
手動のジグボーラーでメインプレートを加工中
旋盤でメインプレートを加工
旋盤で部品を作製
焼き入れ後、焼戻し
部品をブラックポリッシュ加工
巻き上げ機構の組み立て